川嶋祐先生の内発動理論は
肩甲骨や股関節から体を動かす癖作りを行い、怪我の防止や運動パフォーマンスを向上させるための理論です。詳しく書かれている書籍やDVD(写真)が、ありますので、是非ご覧になって下さい。
闘塾では2022年から稽古に内発動を取り入れています。
私は膝の手術を2度行っています。
最初の手術は2015年の右半月板でした。
手術後は、普通の生活ではなんとかなるレベルでしたが、稽古となると足技で踏ん張りが効かなかったり、曲げ伸ばし時にロッキングが起きたりと稽古も満足に出来なくなってきました。
そんな状況でしたが、試合復帰を目標に一年ジムに通って鍛え上げ、ベンチプレスも115㎏まで上げられるようになり、2022年に試合復帰しました。
しかし、入賞常連のハードパンチャーに敗れました。
怪我をしては試合に出るのも困難。そして筋力アップだけでは限界がある。そう感じました。
試合の数ヶ月後に練習や仕事で酷使した左足も限界になり、半月板手術で入院。
このままでは、フルコンを継続出来るのか?と突破方法を探るべく色々と調べたりしていた所、
内発動インストラクター養成講座を知りました。
入院中のベッドの上から完全に足が治るのかもわからないまま講座の申し込みをしました。
手術が終わったばかりで、リハビリ中の状況でしたが、2022年の5月に、マンツーマンで90分×5日のインストラクター養成講座を受講
準備体操での膝の伸ばし方などで怪我をするリスクがある事や、
体の中で一番大きな股関節を上手く使う事によって少しの力で効果が出る事
内容は相対軸理論も含まれていました。
多くの空手道場では軸足に体重をしっかり乗せてから蹴るという風に教わりますが、有名な選手のKOシーンを分析すると軸足が崩れる事により蹴り足に体重が全て乗る(相手に軸を作る、蹴りを当てる事によりバランスを保つ)という内容など大変勉強になりました。
講座では、フルコンタクトカラテに特化した内発動の稽古スタイルの構築をやっていきました。
従来の手技の基本稽古の引き手は肩を引いていましたがこれを肩は前に出して肘だけを引く
こうすることによって引き手側から力が逃げません。
手刀や裏拳は震腰(腰を震わせる)を使って打つ
股関節、肩甲骨、腸腰筋の使い方、等々
すべてのカリキュラムが終わり
認定状を頂きました
その後、早速
稽古前には内発動ストレッチを組み込みました。
従来のストレッチは時間も掛かりますし、膝を伸ばしたまま体を曲げたり怪我をしやすい、ストレッチで緩みすぎてパフォーマンスの低下などあります。
内発動ストレッチは短時間で良いパフォーマンスを生み怪我を防ぐなどの効果があります
内発動トレーニングでは大きな関節から使う体の使い方の癖づけ
落下式の腕立て、浮上腕立て、落下式スクワットなど少ない回数で効果バツグン、筋肉よりも骨の動きを重視
これを繰り返す事により突きや蹴り、移動などに反映されます。
早い動作で動くためには筋力ではなく膝の力を抜いて動いたり、体を逆方向に引き伸ばす、質量の重い部位を先導させて動くなど、こういった体の動きを空手の技に当てはめて行きますので今後も構築は続きます
これは空中腕相撲、相手は両腕、しかも私は二本指です。体のどこから動かすかによって見た目は変わらなくてもパフォーマンスが向上できます。