川嶋祐先生の内発動理論
詳しく書かれている書籍やDVD(写真)が、ありますので、是非ご覧になって下さい。
「内発動理論」
空手道 闘塾では、2022年より川嶋祐先生の「内発動理論」を稽古に導入しています。これは、肩甲骨や股関節といった大きな関節から動きを作ることで、怪我の防止と運動パフォーマンスの向上を両立させる画期的な身体操作理論です。
1. 導入の背景:筋力主義からの脱却と「突破口」
私自身、2度の半月板手術を経験しました。その後、膝が良くない分、上半身の筋力トレーニングによってベンチプレス115kgを記録。2022年に試合復帰を果たしましたが、ハードパンチャーを前に「筋力だけでは限界がある」ことを痛感しました。
術後のリハビリという状況下で出会ったのが、この内発動理論でした。「このままフルコンタクト空手を継続できるのか?」という不安の中、入院中のベッドの上でインストラクター養成講座への受講を決意したのが全ての始まりです。
2. 内発動・相対軸理論がもたらす革新
インストラクター養成講座では、フルコンタクト空手に特化したスタイルを構築しました。
• 相対軸理論の活用: 「軸足に体重を乗せて蹴る」という従来の常識を覆し、あえて軸を崩すことで体重を全て蹴り足に乗せるKOのメカニズム
• 引き手の改良: 肩を引くのではなく、肩を前に出したまま肘だけを引くことで、力が逃げない突きを実現。
• 深層部の操作: 股関節、肩甲骨、腸腰筋を連動させ、腰を震わせる「震腰(しんよう)」を用いた打撃の習得。
3. 闘塾での実践:効率的かつ安全な稽古
現在、闘塾では以下のメニューを日常の稽古に組み込んでいます。
• 内発動ストレッチ: 短時間でパフォーマンスを高め、従来のストレッチによる「緩みすぎ」や膝への負担を解消。
• 内発動トレーニング: 浮上腕立て・落下式腕立て: 肘の浮上や重力(落下)を利用し、筋肉よりも「骨の動き」を重視。
• 落下スクワット・膝の抜き: 筋力ではなく、膝の力を抜くことで瞬発的な移動を可能にします。
4. 今後の展望
「体のどこから動かすか」という意識を変えるだけで、見た目以上のパフォーマンスを発揮できるようになります。二本指で相手の両腕を制するような「空中腕相撲」に象徴される、この賢く合理的な身体操作を空手の技に落とし込む作業は現在も進化し続けています。
生涯現役で空手を楽しむために、そして生徒の皆さんが怪我なく強くなるために、闘塾はこれからも内発動理論を追求し、アップデートを行い独自の稽古スタイルを構築してまいります。
空中腕相撲 二本指で両手に勝つ